2015年5月25日月曜日

権力を求める無能力者

カネのためなら不正も。金融危機から学ばぬウォール街
 強欲は金融業者に限らず、程度の差はあれ、あらゆる人間に共通する性質です。そうでなければ聖書の十戒の対象になるはずがありません。問題の核心は金融業者がなぜ強欲かではなく、なぜ金融業やその他一部の業界に限って強欲が抑制されず、社会に害悪をもたらすかです。キーワードは政府の保護。

「ゲーム理論」でノーベル賞、映画モデルともなった米数学者が事故死ジョン・ナッシュ氏、同乗の妻も死亡
 幕切れも劇的な生涯。ナッシュ氏が金融危機への処方箋として、マネーの氾濫を抑える金本位制の復活を提唱していたことは、あまり知られていません。
http://legacy.fordham.edu/campus_resources/enewsroom/Archives/2008/archive_1377.asp

幸福の国ブータン 揺れる幸せの定義
 幸福は個人の主観によるものですから客観的には測れません。比較も合算もできません。さて、自由の束縛ですら幸福と感じる人はいるでしょう。私の幸福がそのような人々の幸福と比較・合算可能ならば、私は政府から「社会全体の幸福を高めるためにお前は自由をあきらめろ」と命じられるリスクがあります。いや現に命じられ、累進課税をされています。それは文字どおり全体主義です。

「ドローン」出現で一番損するのは富裕層?
 上空からの盗撮で個人、とりわけ大邸宅に住む富裕層のプライバシーが丸裸になるとの指摘。たしかに困った問題ですが、解決策があります。住宅の所有者に住宅上空の私有を認めるのです。私有地ならぬ「私有空」に侵入したドローンは、警備会社が撃ち落とすかつかまえてくれるでしょう。

Collective Causes and Freedom
 5月21日は米国の社会哲学者エリック・ホッファー(1902-1983)の命日でした。7歳のときに失った視力を15歳で奇跡的に回復。沖仲仕として肉体労働に従事しながら独学し、『大衆運動』などの本を著しました。ミーゼス研究所のブログで、自由を擁護したホッファーの言葉が多く紹介されています。一部抜粋。
  • 自由を見分ける基本はおそらく、何かをする自由よりも、何かをしない自由にある。
  • 私たちが平等を声高に求めるのはおもに、自力でうまくやれない事柄についてである。
  • 自由な雰囲気の中で多くをなしとげる能力のない人々は、権力を声高に求める。
  • 虐げられた人々が自由のために闘うかどうかは疑わしい。彼らが闘うのは誇りと、他人を虐げる権力のためである。
  • 絶対権力はたとえ人道的目的のために行使されても腐敗する。みずからを人民の羊飼いとみなす慈愛に満ちた独裁者であっても、他人に羊のような従順さを求める。
紀伊國屋書店
発売日 : 2003-02-18

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