2016年1月18日月曜日

〔本〕野村茂夫『老子・荘子』


ラディカルな反戦論


「武器は不吉な道具」「戦勝を喜ぶのは殺人を楽しむのと同じ」「敵の戦死者をとむらえ」。古代東洋のリバタリアン・老子による、過激な反戦論。

<抜粋とコメント>


"(戦っても)ひたすらもと(の平和)に戻ることを好みなさい。…軍隊〈師〉が陣をしいたあとには(土地も荒れ果てて)野いばらだけが生いしげっているではありませんか。"(老子)
# 冷戦が終わっても米国の軍拡は終わらず、経済は疲弊。

"立派な武器は不吉な道具"(老子)
# 戦闘機、戦車、軍艦の機能美。しかしその「機能」とは何か。

"戦って勝ってもよいことをしたと思ってはなりません。それなのに勝利をよいこととすれば、人を殺すことを楽しむことになりましょう。"(老子)
# 小林よしのりいわく、「勝ってる戦争はカッコいいぞ!」

"戦って人を殺すことが多いと、心から悲しみの気持ちで戦死者のために涙を流し、戦争に勝利したときは正しい葬式の礼をもってとむらってやらなければなりません。"(老子)
# 靖国神社に他国の戦死者を祀り、首相はぜひ公式参拝を。

"敵の力を弱めたいならば、必ずしばらくの間強がらせておきなさい。…(結局は)柔軟で弱そうなものが堅固で強いものに勝つのです。"(老子)
# 強硬策に強硬策で対抗し、大衆にアピールする政治家への戒め。

寸評アマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

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