2016年2月5日金曜日

マルクス主義という宗教



マルクス『資本論』への私のレビューに関するやりとりより。
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2016/01/30
木村 貴さんのコメント:
私がここで書いたマルクス批判は、ごく普通の日本人にすぎない私の独創ではなく、文中にあるように、ベームバヴェルクによるものです。

ベームバヴェルクはマルクスに比べれば一般的な知名度ははるかに劣りますが、マルクスに劣らず、「弱者」のことを案じ、「理性」を信じ、「資本主義」の研究(と政治家としてその実践)に生涯を捧げました。そして彼や彼の後輩にあたるミーゼスが予言したとおり、マルクス理論に立つ社会主義は崩壊しました。

学者の偉大さは、知名度やカリスマ性よりも、理論の正しさによって測られるべきです。


2016/01/30
木村 貴さんのコメント:
ある思想家に関する本が「巷に溢れかえっている」ことは、その思想が正しいことの証明にはなりません。

マルクスに対する「泡沫思想家の局所的な批判」は消え去るどころか、マルクス理論の中核である労働価値説が誤りであることは、いまや経済学の常識です。

生前のマルクスは、上記のとおり、労働価値説やそれに基づく搾取理論に対する批判に答えませんでした。これは批判に対する「創造的あるいは生産的」態度とはいえません。


2016/01/30
木村 貴さんのコメント:
論理的に説明できない主張を信じることを、私は否定しません。

しかしそれは、科学ではありません。宗教です。詩歌かもしれません。

マルクスの本が宗教書か詩集として売られているのなら、私は批判しません。


2016/02/02
木村 貴さんのコメント:
マルクスの主張が「論理的に非常に明晰で、緻密かつ堅牢」であると言葉だけでおっしゃっても、説得力はありません。労働価値説、剰余価値説に対する批判を、ご愛読されているマルクスの著作に基づいて論破されれば済むことです。

偶像をけなされて愉快でないのはわかりますが、マルクスを擁護されたいのであれば理詰めの議論によって行なうべきであり、思想的にバイアスがかかっているとかいうレッテル貼りは、感心しません。

フロイトの主張が学問の名に値しないことは、デーゲン『フロイト先生のウソ』(文春文庫)をご参照ください。

コメントしてくださり、ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。いつも拝読させていただいております。
    「企業家としての国家」なる本をご存知でしょうか。
    個人的には、極めて挑発的(かつ不道徳的)な本だと思っているのですが…
    もしお読みでしたら、レビューをいただければ幸いです。よろしくお願いします。

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  2. リクエストありがとうございます。
    私も書きたいと思っていました。
    しばらくお待ちください。

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