2016年6月17日金曜日

〔本〕『集団的自衛権限定容認とは何か』



政府の自衛権は迷惑

政府は鉄道や年金すら満足に運営できないのに、なぜか防衛だけは得意だと信じられている。そんな政府同士が組めば害は増幅。著者が主張するように、自衛権こそ憲法で縛る政府に自衛権など認めないに如くはない。

<抜粋>
国家の最高・独立性という性格から、その最高・独立とされる国家の内容は決まらない。その内容を決めるのは、君主ではなく憲法である。そこに立憲主義の意義がある。(p.68)

憲法が理念や目的のみを定め、その実現方法が政治に委ねられるとすると、立憲主義の意味はなくなる。(p.69)

人権を実現する基本的な手段や方法は、憲法によらなければならない。人権論は、人権を実現するためとして、権力を正当化しやすい。その手段を規律するのが憲法の役割であり、その考え方が立憲主義である。(p.69)

〔2014年7月閣議決定の〕「国民を守る」は邦人避難におけるような個々の国民をイメージさせる政治的、イデオロギー的効果を生じさせているが、法的、論理的には無内容だということであろう。(p.75)

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