2016年6月8日水曜日

〔翻訳〕インフレ政策と軍国主義


*ソーントン編『ミーゼス引用句集』(The Quotable Mises)より。

<抜粋>
(インフレによって)お金は熱いオーブンに置かれたチョコレート(chocolate)のように、人々のポケットで溶けていった。

インフレーション(通貨膨張)政策を選べるのは、それが長続きしないと世間が信じている間だけである。インフレが止まらず、お金の価値が下がり続けると人々が気づいたら最後、お金の運命(fate of the money)はもはや変えられない。

金本位制の健全な金融政策が自由主義(liberalism)、自由貿易、資本主義、平和と密接な関係があったように、インフレーション政策は帝国主義、軍国主義、保護主義、国家主義、社会主義と不可分である。

インフレーションと金融緩和は現代政府が大盤振る舞いするためのお気に入りの方法(preferred methods)だが、入手可能な経済資源を何も増やさない。一部の人々を金持ちにはするが、その分、他の人々を貧しくするだけだ。

政府が国民、とりわけ無知な大衆に示す見せかけの気配りは、単なる目くらまし(mere blind)である。政府が欲しいのはインフレーションと金融緩和である。好景気と低金利が欲しいのだ。

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