2016年7月5日火曜日

〔翻訳〕民主主義の正体



*カーステン&ベックマン『民主主義を超えて』(Beyond Democracy)より抜粋。

投票とは、政治に影響力を及ぼすという幻想(illusion of influence)と引き換えに、自由を失う行為である。

民主主義を支配するのは「人民の意志」(the will of the people)ではない。プロのロビイストや利益団体、活動家の売り込みを受けた、政治家の意志である。

民主主義では、道徳的な議論は多数派の意志(will of the majority)に敗れる。量が質に勝つ。何かをやりたい人々の数が、道徳や良識に関する議論より重視される。

その本質上、民主主義とは全体主義のイデオロギー(totalitarian ideology)である。ナチズム、ファシズム、共産主義ほど過激ではないにしろ。

民主主義では、市民は他人を犠牲にして(expense of others)利益を得るか、自分の重荷を他人に負わせるよう奨励される。

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