2016年8月14日日曜日

〔翻訳〕真の階級対立

*Matthew McCaffrey, The Class Struggle is Real(「階級闘争は現実である」)より抜粋。

階級闘争理論(theory of class conflict)を考案したのはマルクスではない。19世紀フランスの自由主義者たちである。…マルクス、エンゲルス、レーニンはそれを知っており、その影響を公に認めてもいた。マルクス版の階級論は元のものより明らかに劣っていた。

自由主義者もマルクス主義者も、社会は搾取する階級と搾取される階級(exploited and exploiting classes)で成り立つと考える点は同じである。しかし自由主義者によれば、社会はブルジョワとプロレタリアートに分かれるのではなく、生産階級と政治階級に分かれる。

自由主義の階級論によれば、階級を定めるのは労働者や企業家のような経済的役割ではなく、収入源(sources of income)である。社会には生産と交易によって富を得る者〔=生産階級〕もいれば、再分配によって得る者〔=政治階級〕もいる。

政府が富を再分配する手段はいくつかあるが、最も組織的な方法は課税(taxation)である。…課税によって、社会の分断が制度となる。一方には政府およびそれと親しい特権集団がいて、他方には生産階級がいる。

政治を通じた暴力的な搾取(violent exploitation)は、破壊的な階級闘争を生み出す。市場を通じた平和な協力は、そうならない。

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