2016年8月2日火曜日

〔翻訳〕規制は規制を生む

 *Christopher Westley, The FDA’s Cigar Fascism(「米食品医薬品局の葉巻ファシズム」)より抜粋。

米食品医薬品局(FDA)は「国民の健康を守る義務」に基づき、葉巻メーカー(cigar manufacturers)に電子煙草と同じルールに従うよう求めている。ルールは事前申請と審査手数料の支払いが含まれる。煙草のブレンドを少しでも変える際には再度必要になる。

FDAの推計によると、年産25万~30万本程度の小規模な葉巻メーカーの場合、初年度に審査手数料(application fees)などで27万8000~39万7000ドル(2900万~4100万円)を払わなければならない。値上げせざるをえない。

FDAの審査コストは多額で、小規模な葉巻メーカー(small business)への影響が特に大きい。これで得をするのは大手メーカーである。実際、大手メーカーが市場支配力を強めるため、FDAのルールを支持したというのはありうる話だ。

電子煙草(e-cig)への規制で、低所得層や若者は葉巻に切り替えたかもしれないが、政府はそれを許さない。いつものことだが、ある規制が思わぬ影響をもたらすと、それを防ぐために新しい規制が導入される。

米政府による強制的な富の移転は、キューバ政府が行った富の強奪と変わらない。キューバから米国に逃げた葉巻メーカーを待っていたのは結局、同じように抑圧的な政権(repressive regime)だったというわけだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿