2016年9月7日水曜日

〔翻訳〕マルクスの嘘(2)

著者 : Ralph Raico
Ludwig von Mises Institute
発売日 : 2011-08-09

*Yuri N. Maltsev, ed., Requiem for Marx(『マルクスへの鎮魂歌』)より抜粋。

マルクスによれば、資本主義はその全体が労働の搾取(exploitation)の上に成り立つ。搾取がなければ、剰余価値は生まれない。剰余価値が生まれなければ、利潤は得られない。利潤がなければ、資本主義は存在できない。

マルクスは交換を等式(equality)とみなした。1軒の家の価値は2台の車に等しい、という風に。なぜそうなのか。…マルクスも、労働価値説を擁護する他の論者も、それを説明していない。

もし1軒の家の価値が2台の車に等しいなら、何らかの共通の量(common quantity)を含むとマルクスはいう。これ自体誤っているように思えるが、マルクスは共通の量がなぜ労働でなければならないのかも説明しない。

労働者は資本主義の市場では売られない。それは奴隷社会(slave society)の話である。労働者が売るのは資本家が買うもの、つまり労働力である。利潤は労働者の搾取から得られるというマルクスの説明は間違っている。

マルクスは、労働者が資本主義の下で搾取されることを証明できなかった。資本主義は崩壊するというマルクスの説は、搾取に対するプロレタリアートの不満(dissatisfaction)を前提とする以上、たちまち破綻する。

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