2016年11月16日水曜日

〔翻訳〕トランプと金本位制復活

Larry White, What We Know About Trump's Monetary Views(トランプの通貨構想についてわかっていること)より抜粋。

実は、米政府はフォートノックス(Fort Knox)などの金塊貯蔵所に金本位制の復活に十分な量の金がある。1オンス1280ドルとすると、政府保有の2億6150万オンスは約3350億ドル相当。現在必要な銀行準備金はわずか1680億ドルだ。

見方を変えると、政府の保有する約3350億ドル分の金は、3兆3470億ドルあるM1(現金と要求払預金の合計)の10%強にあたる。これは過去の基準からみて十分すぎるほど健全な準備率(reserve ratio)である。

この点からみて、金本位制の復活(restoration)は大いに実現可能である。連邦準備理事会は量的緩和を終わらせたうえで、民間銀行の支払準備を金に交換し、それをドル紙幣の裏付けにできるだろう。ドル紙幣はかつてのように金との兌換が可能になる。

さらに望ましいのは、政府が民間銀行に対し自前の通貨(own currency)の発行を再び認めることだ(もしすでに法律上可能なら、処罰しないと約束すること)。

トランプ次期大統領はどうやら、低すぎる金利は誤った投資を誘い、資産バブルを生むことに気づいたようだ。(財務長官候補とされる)ヘンサーリング下院議員(Rep. Jeb Hensarling)らが唱える改革案に賛成し、連銀に金融政策のルールを課すかもしれない。

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