2016年12月28日水曜日

〔翻訳〕政府は移民問題を解決できない

Matthew McCaffrey, Entrepreneurship is the Key to Immigration(企業家精神は移民問題のカギ)より抜粋。

市場は価格体系を頼りに、需要の緊急度が高いところから経営資源を配分する。価格体系は刻々と変化するが、それは企業家(entrepreneurs)が生産要素の将来の価格を予想するからだ。労働はそうした生産要素の一つである。

もし企業家が犯罪者の移民を職場に迎え入れたら、犯罪者は法で罰せられ、企業家は市場で罰せられる。労働市場が自由なら、移民の受け入れは個人の平和な交流(peaceful interactions)を通じて決定される。

政府は市場を真似できない。製造するべき靴の数量や品質がわからないように、移民の適切な人数や特質がわからない。リスクを取る企業家がおらず判断を助ける価格体系(price system)がないので、移民について行き当たりばったりの選択しかできない。

企業家は市場でつねに判断の正しさを試される。もし判断を誤り、怠け者や犯罪者の移民を受け入れれば、代償を払う。しかし政府は何の罰も受けない。それどころか国民の恐怖やヒステリー(fear and hysteria)を煽り、より多くの権力を握ることができる。

政府はしばしば労働組合(labor unions)の政治力に左右されるが、労組は強硬な移民反対派である。人為的に押し上げられた組合員の賃金が移民によって脅かされると知っているからだ。政府は労組をなだめるため、適切な移民でも受け入れを拒む。

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