2017年1月27日金曜日

中央銀行独立の神話

Tho Bishop, Steve Mnuchin Defends the Myth of Fed Independence(ムニューチン米財務長官が擁護する連銀独立の神話)より抜粋。

米連邦準備制度監査法案(Audit the Fed)を批判する人々はいつも、連邦準備銀行の独立性を最大の反対理由にあげる。この主張はせいぜいのところ無知を示すものだし、さもなければわざと人を惑わすものだ。

連銀幹部は行政府側と定期的に会い、米金融規制改革法(Dodd-Frank regulation)や不良債権救済プログラム(TARP)など重要案件で協力してきた。行政府の協力相手で、議長も大統領に指名されるのだから、他の連邦関係機関より独立性は少ししか高くない。

バーンズ(Arthur Burns)連邦準備理事会議長の時代、同議長はニクソン政権の背後で暗躍し、大統領としばしば密談した。自分はニクソンの「無二の親友」とまで言い、同大統領の金兌換停止には賛成でなかったが、人としての好意から支持したという。

グリーンスパン議長(Alan Greenspan)とブッシュ(父)政権の関係はぎくしゃくし、財務長官が毎週の会合をやめるほどだった。多数の見方によると、そのせいでグリーンスパンは景気テコ入れの利下げを拒み、1992年のブッシュ再選の目をなくした。

連銀は独立機関ではないし、なれない。その行動を人間が決める以上、意思決定者の思想や世界観に左右される。あらゆる党派・思想的偏向(bias)を金融政策からなくしたいなら、最善の手段は連銀を廃止し、お金のことは市場で決めることだ。

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