2017年3月18日土曜日

怖ろしいのは国内の敵(プライス)

Richard Price on how the “domestic enemies” of liberty have been more powerful and more successful than foreign enemies (1789)
(英哲学者プライス、自由の敵は国外より国内の方が強く抜け目ないことについて)より抜粋。

国には二種類の敵(enemies)がいる。内なる敵と外なる敵。すなわち、国内の敵と国外の敵である。国内の敵のほうが国外の敵よりも危険で、たいてい抜け目がない。

国民は政府の役人に従う義務がある。しかし、それはやみくもな隷従(submission)であってはならない。

権力者はつねにみずからの権力を強めようとする。権力者が大嫌いなのは、権力は国民の信託(trust)によるもので、権力者自身に与えられた権利ではないという考えである。

あらゆる政府は暴政に向かう。国民に政府を警戒し、警告を発し、腐敗が始まればただちに抵抗する心構えがなければ、最善の政府は終わるしかない。だから政府に対する警戒(vigilance)は国民が果たすべき義務である。

国民が政府警戒の義務を放棄し、自分の権利の侵害に目を光らせなくなれば、必ず隷従の危機に瀕する。そして国民のしもべ〔政府〕が主人(masters)となるだろう。

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