2017年3月20日月曜日

マーケティングと自由な社会

Eileen L. Wittig, Marketing Isn't Evil, It Makes Things Pretty(マーケティングは悪ではない。物をすてきにする)より抜粋。

マーケティングはいつもいわれのない非難(bad rap)を浴びる。テレビドラマで描かれるマーケティングとは、おとなしい消費者に欲しくもない物を欲しいと思い込ませ、できるだけ多くのカネをふんだくろうとする悪だくみでしかない。

人は誰でも買い物をしなければならない。完全な自給自足生活でない限り、生きるには物を買わなければならない。しかしいくら必要でも、見苦しい物(ugly things)は買いたくない。こうして必要と欲望が交わるとき、マーケティングの出番になる。

あらゆる販売には2つの段階がある。まず潜在顧客(potential customer)の目をとらえる。次に実際の顧客になってお金を払ってもらう。マーケティングが役立つのは第1段階だけだ。お客の注意を引くことしかできない。

マーケティングで何かを買うよう強制することはできない。したくないことをさせることはできない。もし何かいらない物(something unnecessary)を買ってしまったら、それは残念ながらマーケティング担当者のせいではない。買うのを決めるのは自分だ。

企業がお金を稼ごうと、マーケティングを通じて互いに競争するのは喜ばしい。マーケティングは自由な社会(free society)、市場競争、消費者主権の象徴である。

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