2017年3月3日金曜日

民主主義は道具にすぎない

Jason Brennan, What Is Democracy Worth?(民主主義の価値とはどのようなものか)より抜粋。

民主主義の価値とは、どのような種類のものだろうか。金づち(hammers)のように、それが役に立つかどうかで評価するべきだろうか。それとも絵画や人間のように、それ自体で評価するべきだろうか。

手続主義(proceduralism)という考えによれば、ある政治体制はそれ自体で正しい(あるいは正しくない)。突き詰めると、民主主義が行うことは、それだけの理由ですべて正しいことになる。これは馬鹿げている。多数決で子供の強姦も許されてしまう。

一方、道具主義(instrumentalism)という考えによれば、(1)少なくともある種の政治問題には、手続きがどうかとは無関係に正しい答えがある(2)ある権力構造や意思決定方法が正しいかどうかは、正しい答えを選ぶ傾向があるかどうかで決まる。

民主主義は金づちのようなものでしかない。目的のための手段(means)であり、目的そのものではない。それ自体が正しいわけではない。純粋に道具としての価値しかない。もし他にもっと良い金づちがあれば、そちらを使わなければならない。

(民主主義の代わりになる)「より良い金づち」(better hammer)がどのようなものかは、ちゃんと知ることができる。そろそろ新たな政治体制を試し、より良いものを見つけなければならない。

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